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2023年05月23日

SDGs14「海の豊かさを守ろう」

日本で1年間に出荷されている清涼飲料用ペットボトルは、234億本(出典:2021年度、PETボトルリサイクル推進協議会)、一人当たり年間195本消費している。
回収率は86%程度、回収されなかったペットボトルは、500ml換算で約30億本になります。
そして、その多くが河川を通じて海に流れ込んでいます。(※1)

私たちが使っているペットボトルやビニール袋などのプラスチックゴミが年間900万~1400万トン(2016年時点)、海に流れ出ています。
マイボトルを使った、わたしの取組をご紹介します。
マイボトルを使い始めたきっかけは、登山を始めた2003年頃からです。登山やハイキングなど野外では、水分の補充ができないこともあり、マイボトルは必須アイテムです。

しかし、マイボトルは、アウトドア時以外は食器棚に鎮座したままで活用されていません。そこで、通勤時や営業など外出時、どこでも水分補給できるように、常時、持ち歩くようにしました。また、就寝時も枕元にマイボトルを置き、四六時中、手放したことがありません。
500mlテルモスに製氷室の氷と家庭用浄水器(※2)の水で満たして携行します。万が一、大規模の地震やその他災害時にも、水やお茶など売り切れになって、手に入らないことがあります。都心でも東日本大震災の時、ところにより帰宅困難者など二次災害も起き、水や非常食も売り切れてしまったことが報道されました。

500mlのペットボトルとマイボトル1年あたりの経済性を比較しました。
ペットボトル(水)のコストは、
概ね1本100円、1日1本 × 365日 = 36,500円。
廃棄されるペットボトルは365本です。
一方、マイボトルの水
1 L当たり5.2円(東京都水道局) × 0.5 L × 365日 = 956円。
ペットボトル(水)36,500 ― 956円 = 35,544円お得です。
百分率ではわずか2.6%です。
勿論、浄水器と交換カートリッジのコストや電気代もかかりますが、海の豊かさを守るためのペットボトルの廃棄はゼロになります。

因みに、浄水器は、10年くらい使っていますので1年あたりの償却代は5,000円くらいでしょうか…
わたしの“マイボトルがプラスチックごみを減らす”の取組でした。
ペットボトルのお世話になっている方、検討してみてはいかがでしょうか。

※1ペットボトルに関する参考情報(出典:ノンフィクションライター高橋真樹氏、佼成2023・5)
※2家庭用浄水器概要W159mmD100mmH253mm 1.8kg 100V約80W